不倫慰謝料 [事例3]
刑事告訴も示唆して不貞相手から慰謝料250万円獲得
30代男性
立場 | 慰謝料請求額 |
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慰謝料を請求する側 | 250万円 |
背景
Aさんは、妻が勤務先の上司である男性と不貞関係を続けていることを知りました。ただ、単なる不倫というわけではなく、不貞相手の男性が、職場でAさんの妻を無視したり、怒鳴りつけたりするなどして、上司としての立場を利用して弱い立場にある妻を畏怖させることにより、半強制的に不貞関係をもっていたという事情がありました。
このことを知ったAさんとしては、不貞相手に対し、妻と別れさせるとともに、高額な慰謝料を請求したいとのことで、当事務所にご相談にいらっしゃいました。
対応
Aさんからご依頼を受け、不貞相手に慰謝料の請求をしたところ、相手方代理人より、当方が主張するような事実はなく、低額な慰謝料の支払いにしか応じない旨の回答がありました。
そこで、Aさんの妻に陳述書を作成してもらったうえで、具体的な事実を示しながら、相手方が上司としての立場を利用して妻に不貞関係を強いていたことを主張・立証していきました。それと同時に、相手方の行為が強制わいせつなどの犯罪にあたる可能性もあったことから、刑事告訴や社内通報システムの利用も検討していることも相手方に匂わせ、交渉を続けました。
結果
交渉の結果、慰謝料について最終的に250万円で合意することができました。
本件は、単なる不倫とは異なる特殊なケースであったため、その具体的な事情も踏まえて交渉材料として示談交渉を進めたことが、
慰謝料の増額につながりました。
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