交通事故 [事例1]
後遺症障害併合10級獲得により、示談金約1,460万円を獲得できた事案
40代男性
主な症状 | 損害賠償金 |
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第12胸椎圧迫骨折、右4指骨折、右3指捻挫、頚部捻挫、腰部捻挫、右膝靭帯損傷、右足関節捻挫 | 1,460万円 |
背景
Aさんは、片側二車線の道路の左車線をバイクで走行していたところ、右車線を走行してきた自動車が急に車線変更してきてAさんのバイクに横から衝突してきたため、Aさんは転倒し、上記重症を負ってしまったという事案。
加害者や保険会社の担当者の対応に不信感を覚え、当所にご相談にいらっしゃいました。
対応
まだAさんの治療中に当所にご依頼をいただいていたので、適切な時期に適切な後遺症診断書の記載をしてもらえたことにより、脊柱変形の後遺障害を含む、後遺障害等級併合10級の認定を得ることができました。
これに基づき保険会社へ賠償金の請求を行いましたが、当初は保険会社は脊柱変形による逸失利益については認めず、この点についてが最大の争点となりました。そこで、依頼者自身からその症状や仕事内容、そして仕事への影響を丁寧に聞き取り、これを理論的に保険会社に説明することを心がけました。
結果
交渉開始時に保険会社が提示していた賠償金の合計額から、約600万円程度上乗せとなる、1,460万円で示談を成立させることができました。
上記のとおり難しい争点を含んでいた案件であり、なかなか依頼者ご自身が交渉して増額を勝ち取ることは難しかったことを考えると、早期に弁護士に依頼し、適切な方法をとることができたからこそこのような増額を実現できた事案だといえるかと思います。
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